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Title
日仏会館 Maison Franco-Japonaise
Description
財団法人日仏会館は、ご案内のように、第一次世界大戦後のフランスの全盛時代、大正年間に、当時のフランスの文人駐日大使、ポール・クローデルとわが国有為の知識人、経済人渋沢栄一の先見の明の賜物として生まれ、日仏間の学術・文化の交流とさらには友好協力の促進を目指して活動を続け、来春には創立80周年を迎えようとしております。
わたくしは、この歴史ある組織の更なる発展の責任を担うことになりましたことは大変名誉と受け止め、また責任を痛感しているところです。祖父以来三代続いた外交官の家系を通じて、わたくしはフランスにおいて公私にわたる幅広い交友関係を引き継いでまいり、二回の在勤時代においてその恩恵をも受けて意味ある仕事ができたと考えております。今後は、当会館の活動においてもこの遺産を活用し、また新しい分野を開拓してまいりたいと思います。
思うに、幕末に欧米植民地主義に直面したわが国では、若い知識層が身分的差異や政治的恩讐を超えて、二世紀半も牢固と続いた国の構造を命がけで改革し、この国を近代に組み入れることに成功しました。
Languages
日本語 (Japanese)
